[説明 このリーフレットはA4横 3つ折りです。
子宮がんに関するリーフレットです。 説明終わり]

テキスト凡例
1 必要と思われる見出しを追加しました。見出しの前に◎を付けています。
2 イラストは【 】(墨付きかっこ)で囲んでいます。
テキスト凡例おわり

【イラスト】 
イメージキャラクター ほほ笑むトントン
【イラスト終わり】

正しく知ろう子宮がん
科学技術コミュニケーション推進事業期間連携推進事業・ネットワーク形成型「継続的なワークショップ運営による情報弱者向けがん情報ツールの形成と普及」事業版
提案機関:国立がん研究センター
参加機関:堺市 堺市立健康福祉プラザ 大阪労災病院 堺市立総合医療センター 慶応大学ほか
2015年12月1日作成

◎子宮がんとは…
子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんがあります。両者は、発生する部位が異なるだけでなく、治療方針や予後が大きく異なります。

【子宮全体のイラスト】
 〔説明 子宮全体のイラストです。卵巣、卵管、子宮体部、子宮頸部、膣の部位が指し示されています。子宮体部の一部の膜について、クローズアップされたイラストがあります。上から内膜、筋層、しょう膜の組織図が色分けでされています。〕
【イラスト おわり】

[子宮頸がんの特徴]
 子宮の入り口付近に発生し、通常の婦人科の診察で観察や検査がしやすく、早期発見が可能です。早期発見すれば、比較的治療しやすく予後良好です。最近では、若年層(20歳代後半~40歳代前半)に増加傾向です。ヒトパピローマウィルス(HPV)感染の関与が指摘されています。
[子宮体がんの特徴]
 胎児を育てる子宮体部の内側にある子宮内膜から発生するもので、子宮内膜がんとも呼ばれています。40歳代から増加し、50歳~60歳代の閉経前後に最も多くみられます。食生活の欧米化に伴い増加傾向です。
 最もよくみられる症状は不正出血です。また、月経不順・下腹部の痛み、排尿時の痛みなどがでることもあります。症状に気づいたら早めに受診することが子宮体がんの早期発見につながります。健康診断で行われる検査は子宮頸がんの検査を指すことが多いので、注意が必要です。
※さらに知りたい場合は、右記の資料をご参照ください。
ブックリスト(西図書館選定) まちライブラリープラザひといき・堺市立図書館でご利用いただけます

◎子宮がんってどんな病気
○『子宮頸がん』『子宮体がん』 第3版 国立がん研究センター がん対策情報センター 2014年4月
 国立がん研究センターがん対策情報センター発行の小冊子。受診から診断、治療、経過観察への流れをまとめたもの。上記ホームページからは墨字版と音声版がダウンロードできる。また、堺市立健康福祉プラザ内、視覚・聴覚障害者センターには点字版もある。
○『子宮がんよくわかる最新医学』宮城悦子/監修 主婦の友社 2010年7月
 子宮頸がんと子宮体がんの検査・診断から、さまざまな治療法、退院後のケア、治療後の生活までをわかりやすく解説。
○『「子宮がん」と言われたら…お医者さんの話がよくわかるから安心できる』滝澤憲/監修 保健同人社 2013年2月
 子宮頸がんと子宮体がんの違いから、発生する仕組みや症状、検査、治療法まで詳しく解説。治療後の経過観察の方法や再発の早期診断についても説明。

◎子宮がんの治療について
○『患者さんとご家族のための子宮頸がん・子宮体がん・卵巣がん治療ガイドラインの解説』 日本婦人科腫瘍学会/編集 金原出版 2010年12月
 患者とその家族向けに作成した治療ガイドライン解説書。患者や家族にとって切実な問題や知っておきたいことを中心に、図・写真を交えてわかりやすく説明。
○『がんになったら手にとるガイド患者必携』 国立がん研究センターがん対策情報センター/編著 学研メディカル秀潤社 2013年9月
 がんの診断や治療、療養生活で問題や不安が生じたときに必要とされる情報をまとめたガイドブック。がん対策情報センターのホームページからも墨字版と音声版の利用とダウンロードができる。堺市立健康福祉プラザ内、視覚・聴覚障害者センターには点字版もある。
○『女性のがん心のケア』 大西秀樹/著 土屋書店 2013年1月
 がん患者の適応障害、うつ病、せん妄、心身症といった心の症状をサポートする「精神腫傷医」である著者が、女性がん患者の心のケア・治療についてわかりやすく解説。

◎子宮がんの闘病記
○『がんを身籠って46歳で子宮頸がんになった女優の告白』 吉村比呂/著 主婦と生活社 2013年2月
 子宮を全摘出した著者が、病気への偏見や子宮全摘出後も続く後遺症も含めあるがままに綴った著書。専門医によるコラムも収録。

まちライブラリープラザひといき:堺市堺区旭ヶ丘中町4-3-1堺市立健康福祉プラザ4階 TEL072-275-5027 FAX072-243-2222/堺市立西図書館:堺市西区鳳南町4-444-1 TEL072-271-2032 http://www.lib-sakai.jp/

◎ウェブサイト
○国立がん研究センターがん情報サービス
http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html
各種のがんについて、がんとの向き合い方、診断・治療方法、緩和ケアについて、病院検索など、さまざまな情報を調べることができます。
○大阪府立成人病センターがん情報提供コーナー
http://osaka-gan-joho.jp/
大阪府のがん診療の状況や、がん診療拠点病院に関する情報などを紹介しています。病院の検索もできます。
○大阪がんええナビ
http://www.osaka-anavi.jp/
患者・家族・遺族と患者会支援団体、がんに関わる医療者らにより設立された、がん情報の総合的なポータルサイト。大阪府下の幅広いがん情報を配信しています。

◎がん相談支援センター
がんに関することなら、誰でも、どんなことでも相談できる、がんの相談窓口です。
○大阪労災病院 月~金曜日:8時15分~17時00分 堺市北区長曽根町1179-3 TEL:072-252-3561 FAX:072-255-8203
○堺市立総合医療センター 月~金曜日:9時00分~17時00分 堺市西区家原寺町1-1-1 TEL:072-272-1199 FAX:072-272-9911
*手話通訳者がいます

◎がん検診をうけるには
症状のない早期にがんを発見し、早期に治療することで、がんによる死亡のリスクを軽減できます。検診を定期的に受ける習慣をつけましょう。堺市では、子宮がん検診を20歳以上の市民(女性のみ)を対象に実施しており、偶数年齢時に1回、自己負担額500円(満66歳以上は無料)で受診できます。実施医療機関等は、各区の保健センターにお問い合わせください。障害等をお持ちで検診に不安のある場合は、保健センターにご相談ください。

堺市の保健センター
堺保健センター Tel 072-238-0123 Fax 072-227-1593
ちぬが丘保健センター Tel 072-241-6484 Fax 072-247-3201
中保健センター Tel 072-270-8100 Fax 072-270-8104
東保健センター Tel 072-287-8120 Fax 072-287-8310
西保健センター Tel 072-271-2012 Fax 072-273-3646
南保健センター Tel 072-293-1222 Fax 072-296-2822
北保健センター Tel 072-258-6600 Fax 072-258-6614
美原保健センター Tel 072-362-8681 Fax 072-362-8676